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低頻度ゾレドロン酸は閉経後早期の骨折予防に有効

2025年2月3日  New England Journal of Medicine

閉経後早期(50-60歳)の女性1054例を対象に、低頻度ゾレドロン酸投与の椎体骨折予防効果を10年間の二重盲検無作為化プラセボ対照試験で検討。ベースラインと5年時点ともにゾレドロン酸投与(ゾレドロン酸群)またはプラセボ投与(プラセボ群)、ベースラインにゾレドロン酸および5年時点にプラセボ投与(ゾレドロン酸・プラセボ群)のいずれかに参加者を割り付けた。主要評価項目は形態椎体骨折とした。 1003 例(95.2%)が 10 年間の追跡調査を完遂した。新規の形態骨折がゾレドロン酸群の6.3%、ゾレドロン酸・プラセボ群の6.6%、プラセボ群の11.1%に発生した(対プラセボ群の相対リスク:ゾレドロン酸群0.56、95%CI 0.34-0.92、P=0.04、ゾレドロン酸・プラセボ群0.59、同 0.36-0.97、P=0.08)。プラセボ群と比較して、脆弱性骨折、全骨折、主要な骨粗鬆症性骨折の相対リスクは、ゾレドロン酸群がそれぞれ0.72(95%CI 0.55-0.93)、0.70(同0.56-0.88)、0.60(同0.42-0.86)、ゾレドロン酸・プラセボ群が0.79(同0.61-1....