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円錐切除術は妊孕性関連の転帰に影響なし

2025年1月29日  British Medical Journal

円錐切除術の合併症とその妊孕性関連転帰への影響をデンマークの全国コホート研究で検討。子宮頸部生検から120日以内の円錐切除術4万8048件と、年齢および施行時期でマッチさせた生検のみで円錐切除術なしの4万8048件を解析対象とした。主要評価項目は術後30日以内の出血、感染症、婦人科手術、および術後の不妊治療、不妊相談、子宮頸管狭窄症、子宮頸管開大、不妊症診断、死亡の長期リスクとした。 その結果、円錐切除術施行群での30日時点の発生率は出血2.81%、感染症0.48%、婦人科手術3.95%だった。円錐切除術施行群の方が生検単独群よりも頸管狭窄症(0.41% vs. 0.03%、発生率比14.81、95%CI 7.55-29.05)および頸管開大(4.01% vs. 1.58%、同2.68、2.41-2.97)のリスクが高かった。ベースライン共変数で調整すると、その他の評価項目に有意差は見られなかった。出血後の子宮頸管縫合は、頸管狭窄症および頸管開大の著しいリスク増加と関連した。...