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肝細胞がんのTACEにレンバチニブ+ペムブロリズマブ追加でPFS改善

2025年1月26日  Lancet

切除不能な非転移性肝細胞がん患者480例を対象に、肝動脈化学塞栓療法(TACE)にレンバチニブ+ペムブロリズマブを追加することで生存期間が改善するかどうかを第III相多施設共同無作為化二重盲検試験で検討(LEAP-012試験)。無増悪生存期間(PFS、閾値片側P=0.025)および全生存(OS)期間(閾値片側P=0.0012)を主要評価項目とした。 その結果、データカットオフ時点の追跡期間中央値は25.6カ月で、PFS中央値はTACE+レンバチニブ+ペムブロリズマブ群14.6カ月[95%CI 12.6-16.7、イベント132件(死亡20件、病勢進行112件)]、TACE+プラセボ群10.0カ月[同8.1-12.2、154件(8件、146件)]だった(ハザード比0.66、95%CI 0.51-0.84、片側P=0.0002)。TACE+レンバチニブ+ペムブロリズマブ群の29%、TACE+プラセボ群の34%で死亡が発生した。24カ月OS率はそれぞれ75%(95%CI 68-80)および69%(同62-74)だった(ハザード比0.80、95%CI 0.57-1.11、片側P=0.087)。...