デュロキセチンよりガバペンチンで転倒リスク増加せず
2025年1月25日
Annals of Internal Medicine
糖尿病性ニューロパチー、帯状疱疹後神経痛または線維筋痛症と診断され、ガバペンチンまたはデュロキセチン(対照)の投与を開始した65歳以上の高齢者を対象に、転倒リスクを新規使用者実薬対照試験(標的試験エミュレーション)で検討。主要評価項目は、投与開始から中止まで6カ月間のあらゆる転倒関連来院とした。5万7086例(ガバペンチン5万2152例、デュロキセチン4934例)を解析コホートに組み入れた。 その結果、30日、90日、180日時点で、1000人年当たりの転倒関連来院の重み付け累積発生率は、ガバペンチン使用者で103.60、90.44、84.44、デュロキセチン使用者で203.43、177.73、158.21だった。6カ月時点で、ガバペンチン使用者の方が転倒のハザードが低かったが(ハザード比0.52、95%CI 0.43-0.64)、重度の転倒(股関節骨折に関連する転倒または転倒に関連する救急科受診もしくは入院と定義)のハザードに差はなかった。...
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