認知症診断後の余生3分の1は介護施設入居
2025年1月20日
British Medical Journal
認知症患者の診断から介護施設入居までの期間および生存期間を系統的レビューおよびメタ解析で検討。Medline、Embaseなどから抽出した縦断研究261件を対象とした。対象研究のうち235件(患者計555万3960例)が生存期間、79件(同35万2990例)が介護施設入居までの期間を報告していた。 その結果、診断後の生存期間中央値は年齢に強く依存すると思われ、その範囲は平均年齢60歳女性の8.9年から85歳男性の2.2年だった。生存期間は女性の方が男性よりも短かったが(平均差4.1年、95%CI 2.1-6.1)、これは女性の方が、診断時年齢が高いことに起因した。生存期間中央値はアジアの方が米国および欧州よりも1.2-1.4年、アルツハイマー病の方が他のタイプよりも1.4年長かった。診断から介護施設入居までの期間中央値は3.3年で、診断後1年時点での入居率は13%、5年時点では57%だった。...
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