乳房密度の持続や経時的上昇が乳がんリスクと関連
2025年1月18日
British Medical Journal
韓国の国民健康保険サービスのデータベースに登録された全国乳がん検診プログラムのデータを用いて、乳房密度の変化の軌跡とその後の乳がんリスクとの関連を後ろ向きコホート研究で検討。2009-16年に隔年のマンモグラフィ検診を4回受けた40歳以上の女性を対象とし、2021年末までの乳がん発症を調べた。 その結果、女性174万7507例(平均61.4歳)のコホートで、乳房密度の軌跡による5つの群が特定された。1群には持続的に脂肪性乳房組織を有する女性、2群にはベースライン時に脂肪性乳房組織を有していたが、経時的に乳房密度が上昇した女性、3-5群には高濃度乳房を有し、経時的に乳房密度がわずかに低下した女性が含まれた。2群の乳がんリスクは1群の1.60倍(95%CI 1.49-1.72)高かった。1群と比較して、3-5群はリスクが高く、調整後ハザード比はそれぞれ1.86(95%CI 1.74-1.98)、2.49(同2.33-2.65)、3.07(同2.87-3.28)だった。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。