鳥インフルエンザ、ヒト感染例の特性を調査
2025年1月16日
New England Journal of Medicine
米国で2024年3月から10月に特定された高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス感染患者46例を対象に、ヒト感染例の特性を検討した。 その結果、非呼吸器症状で入院し、定期的サーベイランスで感染が判明した動物への曝露不明の1例を除き、45例(年齢中央値34歳)で動物への曝露が確認された(感染家禽20例、感染または感染疑いの乳牛25例)。動物への曝露患者の全員が軽症で、入院や死亡に至った患者はいなかった。結膜炎が93%、発熱が49%、呼吸器症状が36%に認められ、15人(33%)は結膜炎のみだった。87%の患者がオセルタミビル治療を受け、症状発症から治療開始までの期間中央値は2日だった。動物曝露者との家庭内接触者97人に感染は検出されなかった。感染動物への職業的曝露者の個人用保護具のタイプは手袋(71%)、眼の保護具(60%)、フェイスマスク(47%)だった。...
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