乳児肥満の抑制に効果、保護者へのデジタル介入で

米国で出生直後の乳児900例（うち86.3％で主要評価項目のデータ取得）を対象に、プライマリケア医による健康行動カウンセリングへのデジタル介入上乗せによる肥満抑制への有効性を無作為化並行群間試験で検討（Greenlight Plus試験）。デジタル介入は、保護者に対するヘルスリテラシーについての個別レスポンシブテキストメッセージ＋ウェブベースのダッシュボード提供とした。 その結果、主要評価項目に規定した24カ月時点の身長別体重の軌跡（weight-for-length trajectory）の平均値は、デジタル介入併用群の方がカウンセリング単独群よりも低く（推定低下量0.33kg/m、95％CI 0.09-0.57）、身長別体重のzスコア（調整後平均差－0.19、95％CI －0.37-－0.02）およびBMIのzスコア（同－0.19、－0.36-－0.01）にも差が見られた。24カ月齢時の過体重または肥満の有病率はデジタル介入併用群23.2％、カウンセリング単独群24.5％（調整後リスク比0.91、95％CI 0.70-1.17）、肥満の有病率はそれぞれ7.4％、12.7％だった（同...