中等症以上のUCに導入/維持療法でグセルクマブは有効
中等症-重症の活動期潰瘍性大腸炎(UC)患者を対象に、グセルクマブの有効性および安全性を第III相無作為化プラセボ対照試験(導入療法試験、維持療法試験)で検討(QUASAR試験)。主要評価項目は、導入療法試験12週時点および維持療法試験44週時点での臨床的寛解とした。 その結果、導入療法試験(患者701例)の12週時点での臨床的寛解達成率は、グセルクマブ200mg静注群の方がプラセボ群よりも有意に高かった(23% vs. 8%、調整後治療差15%、95%CI 10-20、P<0.0001)。維持療法試験(患者568例)の44週時点では、プラセボ群よりもグセルクマブの4週ごと200mg皮下投与群(19% vs. 50%、同30%、21-38、P<0.0001)および8週ごと100mg投与群(19% vs. 45%、同25%、16-34、P<0.0001)の方が有意に高かった。導入療法試験での有害事象発生率は両群49%、重篤な有害事象はグセルクマブ群3%、プラセボ群7%、治療中止に至った有害事象はそれぞれ2%、4%だった。維持療法試験での有害事象発生率は全群同等だった。...
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