1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 腺腫検出率の改善がCRCリスク低下と関連

腺腫検出率の改善がCRCリスク低下と関連

2025年1月12日  Journal of the American Medical Association

Polish Colonoscopy Screening Programに参加した医師789人による大腸内視鏡検査施行患者48万5615例(平均年齢57歳、女性60%)を対象に、医師の腺腫検出率(ADR)の経時的改善と内視鏡検査後の大腸がん(CRC)発症率の関連を観察研究で検討。ベースライン時の医師のADR中央値は21.8%だった。追跡期間中央値10.2年でCRC診断1873件、CRC関連死474件が発生した。 ジョインポイント回帰分析の結果、ADRレベル26%でCRC発症率の傾向に変化が見られた(10万人年当たりCRC発症率27.1)。ベースライン時のADRが26%未満だった医師のうち追跡期間中に改善が見られた検査施行患者の10万人年当たりCRC発症率は31.8(95%CI 29.5-34.3)、改善が見られなかった検査施行患者では40.7(95%CI 37.8-43.8)だったのに対し(差8.9、95%CI 5.06-12.74、P<0.001)、ベースライン時ADRが26%以上だった検査施行患者ではそれぞれ23.4(95%CI 18.4-29.8)、22.5(95%CI 18.3...