急性呼吸不全の患者群5群中4群でHFNOがNIVに非劣性
2025年1月4日
Journal of the American Medical Association
急性呼吸不全患者1800例を5つの患者群[非免疫不全低酸素血症、免疫不全低酸素血症、慢性閉塞性肺疾患増悪に伴う呼吸性アシドーシス、急性心原性肺水腫、低酸素血症性新型コロナウイルス感染症(COVID-19)]に分類し、高流量経鼻酸素(HFNO)の非侵襲的換気(NIV)に対する非劣性を無作為化試験で検証(RENOVATE試験)。7日以内の気管挿管または死亡を主要評価項目とし、オッズ比1.55未満の事後確率0.992以上を非劣性と定義した。1766例が試験を完了した。 その結果、主要評価項目発生率はHFNO群39%、NIV群38%だった。5つの患者群のうち免疫不全低酸素血症群の主要評価項目発生率はHFNO群57.1%、NIV群36.4%で、無益性のため登録が中止された[最終オッズ比1.07、95%信用区間(CrI)0.81-1.39、非劣性の事後確率(NPP)0.989]。非免疫不全低酸素血症群の主要評価項目発生率はHFNO群32.5%、NIV群33.1%(同1.02、0.81-1.26、NPP 0.999)、急性心原性肺水腫群ではそれぞれ10.3%、21.3%(同0.97、0.73-1.2...
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