椎骨脳底動脈閉塞症に対する血管内治療の有効性および安全性を系統的レビューおよび個別患者データのメタ解析で検討(VERITAS試験)。患者を血管内治療群または標準的な内科療法(対照)群に無作為に割り付けた試験4件(ATTENTION試験、BAOCHE試験、BASICS試験、BEST試験;患者計988例、年齢中央値67歳、男性69%)を対象とした。主要評価項目は90日時点の良好な機能的状態(修正Rankin尺度スコア0-3)とした。 その結果、主要評価項目達成率は、血管内治療群の方が対照群よりも高かった(45% vs. 30%、調整後共通オッズ比2.41、95%CI 1.78-3.26、P<0.0001)。血管内治療群の方が対照群よりも症候性頭蓋内出血発生率が高かったが(5% vs. 1%未満、同11.98、2.82-50.81、P<0.0001)、機能的自立の増加(35% vs. 21%、同2.52、1.82-3.48、P<0.0001)、全般的障害度の低下(同2.09、1.61-2.71、P<0.0001)、死亡率の低下(36% vs. 45%、同0.60、0.45-0.80、P<0....
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