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ダークチョコ摂取量が多いほど糖尿病リスクが低下

2025年1月1日  British Medical Journal

米国看護師健康調査および医療従事者追跡調査の参加者を対象に、チョコレート摂取量と2型糖尿病(T2D)リスクの関連を前向きコホート研究で検討。チョコレート総摂取量の解析に19万2208例、チョコレート種類別の解析に11万1654例を組み入れた。 個人、生活習慣、食事の危険因子で調整後の総摂取量主解析の結果、チョコレートを全くまたはめったに摂取しない人と比較して、週5片(serving)以上摂取した人はT2D発症率が10%(95%CI 2-17、傾向のP=0.07)低かった。種類別の解析では、ダークチョコを週5片以上摂取した人はT2D発症率が21%(同5-34、傾向のP=0.006)低かった。ミルクチョコでは有意な関連が見られなかった。スプライン回帰で、ダークチョコ摂取量とT2Dリスクに線形の用量反応関係が認められ(線形性のP=0.003)、週1片摂取するごとに3%(1%-5%)の有意なリスク低下が見られた。...