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慢性HBV感染症にxalnesiranと免疫調節薬の併用が有望

2024年12月31日  New England Journal of Medicine

ヌクレオシドまたはヌクレオチドアナログ(NA)療法でウイルス学的抑制が得られた慢性B型肝炎ウイルス(HBV)感染症患者159例を対象に、HBVゲノムの保存領域を標的とした低分子干渉RNAのxalnesiranの有効性と安全性を第II相無作為化アダプティブ非盲検プラットフォーム試験で検討(Piranga試験)。用量および免疫調節薬併用の有無などによる5群を比較し、治療終了後24週時点のB型肝炎表面抗原(HBsAg)消失(0.05IU/mL未満)を主要有効性評価項目とした。 その結果、主要評価項目達成率はxalnesiran 100mg(1群)7%(95%CI 1-22)、xalnesiran 200mg(2群)3%(同0-17)、xalnesiran 200mg+ruzotolimod 150mg(3群)12%(同3-28)、xalnesiran 200mg+ペグインターフェロンα-2a 180μg(4群)23%(同10-42)、NA療法単独(5群)0%(同0-10)だった。グレード3または4の有害事象が1-5群のそれぞれ17%、10%、18%、50%、6%に発現し、最も頻度が高かったの...