乾癬へのデュークラバシチニブ、長期の安全性と奏効確認

中等症ないし重症の尋常性乾癬患者を対象に、デュークラバシチニブの3年間（148週）の長期安全性と有効性を第III相無作為化試験2件（POETYK PSO-1/PSO-2試験）および非無作為化長期継続（LTE）試験で検討。有効性評価項目は、乾癬面積重症度指数75％以上または90％以上改善（PASI 75/90）および医師による静的総合評価（sPGA）スコア0/1（消失/ほぼ消失）とした。 その結果、デュークラバシチニブを1回以上投与した1519例（安全性評価対象）のうち、513例がLTE試験に移行した（有効性評価対象）。有害事象（AE）、重篤なAE、AEによる投与中止および死亡の100人年当たりの曝露期間で調整した発現率（EAIR）は、1年と3年の累積期間で比較すると、低下するか同等だった［AE：229.2（95％CI 215.4-243.9） vs. 144.8（同137.1-153.0）、重篤なAE：5.7（同4.4-7.4） vs. 5.5（同4.7-6.4）、AEによる投与中止：4.4（同3.3-5.9） vs. 2.4（同2.0-3.0）、死亡：0.2（同0.1-0.8） vs...