胃切除術での予防的ドレーン留置で再手術リスクを低減
根治目的で胃亜全摘術または全摘術を受ける胃がん患者390例を対象に、ルーチンでの予防的腹腔内ドレナージによる術後リスクへの影響を前向き多施設共同無作為化非劣性試験で検討(ADIGE試験)。主要評価項目は、術後30日以内の再手術または経皮的ドレナージとした。 修正intention-to-treat(mITT)解析の結果、術後30日以内の再手術または経皮的ドレナージ実施率は、ドレーン留置群が7.7%(15例)、非留置群が15%(29例)で、留置群の方が良好だった(差7.2%、90%CI 2.1-12.4、P=0.02)。この差は全て再手術の差によるものだった(5.1% vs. 12.4%、P=0.01)。ドレーン関連の合併症が4例で認められた。...
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