中等症ないし重症の結節性痒疹患者286例を対象に、ネモリズマブの有効性および有害事象を第III相無作為化試験(投与期間24週間)で検討(OLYMPIA 1試験)。主要評価項目は、16週時点でかゆみ改善[ピークそう痒数値評価尺度(PP-NRS)スコアが週平均4点以上改善]および医師による全般的評価(IGA)で治療成功を達成した患者の割合とした。 その結果、ネモリズマブ群はプラセボ群に比べて、16週時点のかゆみ改善(58.4% vs. 16.7%、Δ40.1%、95%CI 29.4-50.8、P<0.001)およびIGAの治療成功達成率(26.3% vs. 7.3%、Δ14.6%、95%CI 6.7-22.6、P=0.003)が有意に高かった。24週時点のad hoc解析によるかゆみ改善はネモリズマブ群58.3%に対してプラセボ群20.4%(Δ38.7%、95%CI 27.5-49.9)、IGAの治療成功達成はネモリズマブ群30.5%に対してプラセボ群9.4%(Δ19.2%、95%CI 10.3-28.1)だった。投与期間中にネモリズマブ群の71.7%およびプラセボ群の65.3%に有害事象...
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