周術期リドカインは結腸切除術後の腸管機能を回復するか
2024年12月17日
Journal of the American Medical Association
良性または悪性疾患に対して低侵襲結腸切除術を予定している成人患者557例(女性44.7%、平均年齢66歳)を対象に、周術期リドカイン2%静脈内投与による術後の腸管機能回復効果を二重盲検無作為化プラセボ対照試験で検討(ALLEGRO試験)。プラセボとして0.9%生理食塩液を使用した。主要評価項目は、術後72時間時点で腸管機能が回復(GI-3複合エンドポイント:食事の許容、放屁、便通)した患者の割合とした。 532例(96%)が無作為化された治療を受けた。72時間時点での腸管機能回復率はリドカイン群が57.3%、プラセボ群が59.0%だった[調整後絶対差-1.9%(95%CI -8.0-4.2)、相対リスク0.97(同0.88-1.07)]。設定した11の副次評価項目のいずれにおいても、両群で有意差は認められなかった。...
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