三尖弁閉鎖不全症へのT-TEER併用で重症度軽減
2024年12月17日
Journal of the American Medical Association
症候性の重症三尖弁閉鎖不全症患者300例(平均年齢78歳、女性63.7%)を対象に、ガイドライン推奨の至適薬物療法(OMT)への三尖弁経カテーテルedge-to-edge修復術(T-TEER)併用効果を前向き無作為化試験で検討(Tri.Fr試験)。主要評価項目は1年時点の複合臨床評価項目[ニューヨーク心臓協会(NYHA)心機能分類の変化、患者全般評価の変化または重大な心血管イベントの発生]とした。 その結果、1年時点の主要評価項目スコア改善達成率はT-TEER+OMT群74.1%、OMT単独群40.6%だった。massiveまたはtorrentialの三尖弁閉鎖不全症を呈した患者の割合はT-TEER+OMT群6.8%、OMT単独群53.5%だった(P<0.001)。カンザスシティ心筋症質問票(KCCQ)総合要約スコアの平均値はT-TEER+OMT群69.9、OMT単独群55.4だった(P<0.001)。副次的複合評価項目(全死亡、三尖弁手術、KCCQスコア改善または心不全による入院までの期間)でのwin ratioは2.06(95%CI 1.38-3.08)だった(P<0.001)。...
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