IPF患者の睡眠薬継続使用と死亡リスク上昇に関連性
特発性肺線維症(IPF)患者を対象に、睡眠薬の使用と死亡リスク上昇との関連を病院および国民データを用いたコホート研究で検討。日本の2施設(病院コホート:それぞれ99例と123例)、および日本のレセプト情報・特定健診等情報データベース(NDBコホート:3万218例)からIPF患者を組み入れた。 その結果、コホート全体におけるIPF診断後の睡眠薬新規使用の3年累積発生率は13.4-24.1%だった。両病院コホートでは、睡眠薬の継続使用と全死因死亡および疾患進行のリスク上昇に関連が認められた。NDBコホートでも、睡眠薬の継続使用と全死因死亡のリスク上昇に関連が認められた。サブグループ解析では一部のサブ集団を除き、性別および併存疾患にかかわらず、睡眠薬の継続使用と死亡率の上昇に関連が認められた。...
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