血流感染症への抗菌薬投与、7日間は14日間に非劣性
2024年12月12日
New England Journal of Medicine
7カ国の74施設で、血流感染を有する入院患者3608例(ICU患者を含む)を対象に、7日間と14日間の抗菌薬治療の有効性を比較する多施設共同非劣性試験で検討(BALANCE試験)。患者を、7日間投与群(1814例)または14日間投与群(1794例)に無作為化割り付けした。抗菌薬の選択、用量、投与経路は試験チームの裁量とした。主要評価項目は血流感染症の診断後90日時点での全死因死亡率とし、非劣性マージンを4%ポイントとした。 その結果、90日時点までに、7日間投与群の261例(14.5%)と14日間投与群の286例(16.1%)が死亡し(差-1.6%ポイント、95.7%CI -4.0-0.8)、短い投与期間の非劣性が示された。7日間投与群の23.1%と14日間投与群の10.7%は、割り当てられた期間より長い期間治療を受けたが、per-protocol解析でも非劣性が示された(差-2.0%ポイント、95%CI -4.5-0.6)。...
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