メトホルミンとGLP-1受容体作動薬併用で喘息合併患者の発作減
2024年12月12日
JAMA Internal Medicine
英国で、喘息・糖尿病合併患者へのメトホルミンおよび追加的な抗糖尿病薬(GLP-1受容体作動薬、DPP-4阻害薬、スルホニル尿素薬、SGLT-2阻害薬、インスリン)と喘息発作との関連について入院および死亡データと結合したClinical Practice Research Datalink (CPRD) Aurumデータを用いた解析で検討。自己対照症例集積研究(SCCS)と、メトホルミン新規使用者コホートの治療の逆確率重み付け解析(IPTW)の2種類の手法を用いた。主要評価項目は、12カ月の追跡期間中の喘息の初回増悪(短期間の経口ステロイド投与、予定外の喘息関連病院受診、死亡)とした。 その結果、200万例を超える喘息成人のうち、SCCSに4278例(女性61.2%)、IPTWコホートに8424例(女性55.7%)を特定した。メトホルミンは、2つの手法で同程度に(SCCS:発生率比0.68、95%CI 0.62-0.75、IPTW:ハザード比0.76、95%CI 0.67-0.85)喘息発作の減少との関連が認められた。追加的な抗糖尿病薬のうち、GLP-1受容体作動薬のみが相加的な関連を示...
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