リポ蛋白(a)高値ASCVDにsiRNA薬zerlasiranが有望
2024年12月11日
Journal of the American Medical Association
アテローム動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)患者178例(平均年齢63.7歳、女性25.8%)を対象に、アポリポ蛋白(a)の合成を抑制する低分子干渉RNA(siRNA)薬zerlasiranの有効性を第II相多施設共同無作為化試験で検討。血清リポ蛋白(a)高値(125nmol/L以上)の安定ASCVD患者を組み入れ、プラセボと比較した。主要評価項目は、ベースラインから36週までのリポ蛋白(a)濃度の時間平均変化率とした。 その結果、リポ蛋白(a)濃度時間の平均変化率の最小二乗平均値は、統合したプラセボ群に比べ、zerlasiran 450mg(24週間隔2回投与)群が−85.6%(95%CI −90.9-−80.3)、300mg(16週間隔3回)群が−82.8%(同−88.2-−77.4)、300mg(24週間隔2回)群が−81.3%(同−86.7-−76.0)だった。36週時点のリポ蛋白(a)濃度の変化率中央値は、それぞれ−94.5%(同−97.3-−84.2)、−96.4%(同−97.7-−92.3)、−90.0%(同−93.7-−81.3)だった。最も多かった治療関連有害事象は注...
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