軟部肉腫への放射線+手術にペムブロリズマブ追加でDFS改善
III期軟部肉腫患者を対象に、ネオアジュバント、アジュバント療法としてペムブロリズマブを術前放射線治療+手術に追加する有効性と安全性を非盲検無作為化試験で検討(SU2C-SARC032試験)。四肢および肢帯型のグレード2または3、III期未分化多形肉腫または脱分化型/多形型脂肪肉腫の患者143例を組み入れた。主要評価項目は無病生存(DFS)とした。追跡調査期間の中央値43カ月だった。 その結果、127例を対象とした修正intention-to-treat(ITT)解析では、ペムブロリズマブ群(64例)の方が対照群(63例)よりもDFS期間が有意に延長した(ログランク片側検定P=0.035、ハザード比0.61、90%CI 0.39-0.96)。2年DFS率は、ペムブロリズマブ群の方が15%ポイント高かった(67% vs. 52%)。ITT解析集団でも同様に、ペムブロリズマブによってDFSが改善した(ハザード比0.61、同0.39-0.95)。グレード3以上の有害事象発現率は、ペムブロリズマブ群の方が対照群より高かった(56% vs. 31%)。...
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