バルーン拡張型弁TAVRの転帰、65歳未満vs.65-80歳
米国胸部外科学会/米国心臓病学会の経カテーテル心臓弁治療(TVT)レジストリに登録されたバルーン拡張型弁(BEV)による経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)施行の65歳未満の患者(1万3849例)の特徴と転帰を65-80歳の患者(12万5846例)と比較した。 その結果、65歳未満は65-80歳と比較して、大動脈二尖弁(25.2% vs. 7.6%、P<0.001)の可能性が高く、うっ血性心不全、慢性肺疾患、糖尿病、免疫不全、末期腎不全の可能性も高かった。65歳未満は65-80歳と比較して、ベースラインのQOL[カンザスシティ心筋症質問票スコア平均(標準偏差)47.7(26.3) vs. 52.9(25.8)、P<0.001]および歩行速度[5m歩行テスト平均(標準偏差)6.6(5.8)秒 vs. 7.0(4.9)秒、P<0.001]が不良だった。1年時点で、65歳未満は65-80歳よりも再入院率(28.2% vs. 26.1%、P<0.001)および全死因死亡率(9.9% vs. 8.2%、P<0.001)が有意に高かった。傾向スコアマッチング分析では、若年患者の1年再入院率は65...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。