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突発性脳内出血に中医薬FYTF-919は有効か

2024年12月3日  Lancet

中国の26の病院で症候性突発性脳内出血と診断された発症後48時間以内の成人患者1641例を対象に、中医薬FYTF-919(zhongfeng xingnao)の安全性と有効性を無作為化プラセボ対照二重盲検臨床試験で評価。FYTF-919またはプラセボは、経口摂取または経鼻胃管経由で28日間の投与を行った。有効性の主要評価項目は、90日後の効用加重修正Rankin Scale(症状なし0から死亡6まで7段階の順序尺度を設定し、各段階に0.97、0.88、0.74、0.55、0.20、−0.19、0.00の効用加重を割り当てた)とした。 その結果、FYTF-919群815例、プラセボ群826例のうち、75.7%が試験薬の80%以上を摂取し、60.6%が28日以内に全てを摂取した。90日後の効用加重修正Rankin Scaleスコア平均値はFYTF-919群が0.44、プラセボ群が0.44だった(差0.01、95%CI−0.02-0.04、P=0.63)。この結果は調整分析および感度分析でも一貫していた。重篤な有害事象に有意差は見られなかった。...