SGLT-2阻害薬でHFrEFの死亡リスクが25%低下
2024年12月2日
British Medical Journal
デンマークの全国レジストリを用いて、駆出率が低下した心不全(HFrEF)患者を対象に、SGLT-2阻害薬の使用と全死因死亡リスクとの関連を検討。45歳以上で左室駆出率40%以下の心不全患者を組み入れた。主要評価項目は全死因死亡率とし、SGLT-2阻害薬の新規使用者6776例(ダパグリフロジン79%、エンパグリフロジン21%)と、SGLT-2阻害薬の非使用者(他の標準的な心不全治療薬を継続使用)1万4686例とを比較した。 SGLT-2阻害薬使用者の大部分は男性(70%)で、平均71.2歳、20%が2型糖尿病を有していた。追跡期間中に、SGLT-2阻害薬使用者の374例(発生率:100人年当たり5.8)と非使用者の1602例(同8.5)が死亡した。全死因死亡の重み付けハザード比は0.75(95%CI 0.66-0.85)で、重み付け発生率は100人年当たり-1.6(95%CI -2.5--0.8)だった。...
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