MGMTメチル化陽性膠芽腫にテモゾロミド+veliparibの効果は
2024年11月30日
JAMA Oncology
MGMTメチル化陽性膠芽腫患者を対象に、標準の術後補助療法のテモゾロミドにPARP1/2阻害薬veliparibを追加する併用療法の有効性を無作為化比較試験で検討。患者を、テモゾロミド(150-200mg/m2を連日5日間経口投与)+veliparib(40mgを1日2回、連日7日間経口投与)またはテモゾロミド+プラセボに無作為化割り付けし、6サイクル投与した。試験の第III相部分の主要評価項目は全生存(OS)とした。 第III相の最終解析対象は447例(中央値60歳、女性42.5%)だった。OS中央値は、テモゾロミド+プラセボ群が24.8カ月(90%CI 22.6-27.7)、テモゾロミド+veliparib群が28.1カ月(同24.3-33.3)で(P=0.17)、生存期間の差は事前に設定した有効性の評価基準を満たさなかった。ただし、24-48カ月の追跡期間中にveliparib群が優越性を示す生存曲線の分離が認められた。併用療法の忍容性は良好で、グレード3-4の血液学的毒性作用が許容可能な増加を示した。...
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