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世界の死産数は徐々に減少も地域差大:GBD 2021

2024年11月29日  Lancet

世界の疾病負荷研究(GBD)2021の一環として204の国と地域を対象に、1990-2021年の妊娠20週以降の死産について包括的に検討。妊娠28週以降の死産と比較した。死産および新生児死亡について評価した。 その結果、2021年の世界的な死産率は、妊娠20週以降が出産(死産数+出生数)1000件当たり23.0[95%不確定区間(UI)19.7-27.2]、妊娠28週以降が出産1000件当たり16.1(同13.9-19.0)だった。世界的な新生児死亡率は、出生数1000例当たり17.1(同14.8-19.9)で、新生児死亡数は219万(同190-255万)例だった。妊娠20週以降の死産推定数は、1990年の508万例(同407-635万)から2021年の304万例(261-362万)まで減少[39.8%(同31.8-48.0)]した。同時期、世界的な新生児死亡率は45.6%(同36.3-53.1)改善していた。南アジアおよびサブサハラ・アフリカ地域での死産は、世界全体の77.4%(235万/304万件)を占めていた(1990年:60.3%)。2021年の妊娠20週から28週の死産数は9...