爪扁平苔癬への低用量naltrexoneで重症度改善
生検で確定診断された爪扁平苔癬患者7例を対象に、オピオイドμ受容体拮抗薬naltrexoneの低用量投与(1日3mg)の有効性を症例集積研究で検討。被験者は1例を除く全患者に治療歴があり、効果が得られなかった治療が1種類以上あった[中央値2.5(範囲0-4.0)種類]。低用量naltrexone投与期間の範囲は、2-11カ月だった。主要評価項目は治療後の爪扁平苔癬の臨床重症度指数とし、消失、軽度、中等度、重度に分類した。 その結果、臨床効果が7例中4例で認められ、総合的に爪扁平苔癬の重症度指数の35%低下が見られた。重度の患者2例では、重症度が軽度まで低下した。有害事象により低用量naltrexoneを中止した患者はなく、有害事象の報告もなかった。...
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