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重度の変形性股関節症に人工股関節全置換術で疼痛減・機能改善

2024年11月27日  New England Journal of Medicine

手術適応となる50歳以上の重度の変形性股関節症患者109例(平均年齢67.6歳)を対象に、人工股関節全置換術の有効性を多施設共同無作為化比較試験で検討。レジスタンストレーニングと比較した。主要評価項目は、ベースラインから治療開始後6カ月までの患者報告による股関節痛および機能の変化量とし、Oxford Hip Score(OHS:0-48、高スコアほど疼痛が少なく機能良好)を用いて評価した。 intention-to-treat(ITT)解析の結果、改善を示すOHS平均増加量は、人工股関節全置換術群が15.9点、レジスタンストレーニング群が4.5点だった(差11.4点、95%CI 8.9-14.0、P<0.001)。6カ月時点で、人工股関節全置換術群の5例(9%)が手術を受けておらず、レジスタンストレーニング群の12例(21%)が人工股関節全置換術を受けていた。重篤な有害事象発現率は両群同程度で、主に人工股関節全置換術で既知の合併症だった。...