重症円形脱毛症へのバリシチニブ漸減でも半数が反応維持
頭皮の重症円形脱毛症(AA)成人患者86例を対象に、経口の選択的JAK阻害薬バリシチニブを漸減した場合の有効性を第III相BRAVE-AA2試験の漸減サブ試験で検討。Severity of Alopecia Tool(SALT)スコア50以上で、バリシチニブ4mgによりBRAVE-AA2試験52週時点で臨床的反応(SALTスコア20以下)を示した患者を組み入れ、4mg継続群(44例)と2mg漸減群(42例)に割り付けて比較した152週時点の結果を報告する。 152週時点の臨床的反応維持率は、継続群が88.6%、漸減群が58.5%だった。漸減群のうち、52週時点で反応を維持しておりSALTスコア5以下だった患者では、治療効果の消失率が低かった。...
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