最大耐用量のレニン-アンジオテンシン系(RAAS)阻害薬で治療中の慢性腎臓病(CKD)患者のタンパク尿に対するダパグリフロジンの効果および腎臓リスクとの関連をプラセボ対照試験(DAPA-CKD試験、患者4304例)の事後解析で検討。主要評価項目は推算糸球体濾過量の50%以上の持続的低下、腎不全、腎臓系または心血管系の原因による死亡の複合とし、心血管死を除く全項目の複合を複合腎評価項目とした。 その結果、ダパグリフロジンはプラセボと比較して、ベースラインから4カ月目の尿中アルブミン/クレアチニン比(UACR)を2型糖尿病(DM)患者で36%(95%CI 30.2-42.5)、非患者で21%(同12-30)低下させた(相互作用のP=0.02)。4カ月時点のUACR低下は主要複合評価項目および複合腎評価項目のリスク低下と関連し(相互作用のP=0.10、0.19)、リスクの勾配は2型DM患者と非2型DM患者で同等だった。4カ月時点の残存タンパク尿は、両群同等の主要複合評価項目および複合腎評価項目のリスクと関連した(相互作用のP=0.19、0.18)。...
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