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肥満の膝OAにセマグルチドで減量・症状緩和に有効

2024年11月22日  New England Journal of Medicine

肥満の変形性膝関節症(膝OA)患者407例を対象に、GLP-1受容体作動薬セマグルチドによる減量および膝OA症状の軽減効果について二重盲検無作為化プラセボ対照試験で検討。身体活動および低カロリー食に関するカウンセリングに併用した。BMI 30以上(平均40.3)で、中等度以上の疼痛(平均WOMAC疼痛スコア70.9)を伴う中等症の膝OA患者(平均年齢56歳、女性81.6%)を組み入れた。主要評価項目は、ベースラインから68週までの体重の変化量およびWOMAC疼痛スコア(0-100)の変化量とした。 その結果、68週までの体重平均変化量は、セマグルチド群が-13.7%、プラセボ群が-3.2%(P<0.001)、WOMAC疼痛スコアの平均変化量はそれぞれ-41.7点および-27.5点だった(P<0.001)。重篤な有害事象発現率は両群で同程度だった。試験レジメンの永続的な中止に至った有害事象発現率は、セマグルチド群が6.7%、プラセボ群が3.0%だった。...