米国胸部外科学会(STS)/米国心臓病学会(ACC)Transcatheter Valve Therapies(TVT)レジストリを用いて、2019-22年に経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)を受けた重度大動脈弁狭窄症の患者21万495例を特定し、TAVRの転帰の変化および傾向をコホート研究で検討。主要評価項目は30日死亡率とした。 その結果、2019年第1四半期(2.4%)から2022年第1四半期末(2.2%)までの未調整30日死亡率に有意な変化はなく(傾向のP=0.10)、オッズ比は1年当たり0.98(95%CI 0.94-1.01)だった。患者特性で調整後は1年当たり1.05(同1.02-1.08)に上昇し、手技特性で調整後はさらに1.09(同1.05-1.13)へ上昇した。探索的解析で、2019年以降にレジストリに登録された施設(オッズ比1.09、95%CI 1.05-1.13)、症例数の少ない施設(同1.09、1.06-1.13)、低リスク患者(同1.11、1.07-1.15)、二尖弁患者(同1.09、1.05-1.13)、院内死亡(同1.08、1.03-1.14)および...
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