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急性虚血性脳卒中へのTNK、3カ月の機能転帰でTPAに優る

2024年11月21日  専門誌ピックアップ

発症後4.5時間以内の急性虚血性脳卒中に対する組織型プラスミノーゲン活性化因子(TPA)アルテプラーゼの代替療法としてのtenecteplase(TNK)0.25mg/kgの有効性および安全性に関する系統的レビューおよびメタ解析を更新。無作為化比較試験11件(患者計7545例)を解析対象とした。主要評価項目は、3カ月時点の修正Rankin尺度(mRS)スコア0-1と定義した優れた機能転帰とした。 その結果、TNKはTPAよりも3カ月時点での優れた機能転帰達成(リスク比1.05、95%CI 1.01-1.10、P=0.012、I2=0%、リスク差2.95%、95%CI 0.76-5.14、P=0.008、I2=0%)および障害度低下(共通オッズ比1.10、95%CI 1.01-1.19、P=0.034、I2=0%)と関連したが、良好な機能転帰(mRSスコア0-2)については同等だった(リスク比1.03、95%CI 0.99-1.07、P=0.142、I2=28%)。症候性脳内出血の発生率(同1.12、0.83-1.53、P=0.456、I2=0%)および3カ月死亡率(同0.97、0.82...