前立腺がんへのSBRT、通常/寡分割照射に非劣性
2024年11月20日
New England Journal of Medicine
ステージT1ないしT2の限局性前立腺がん患者874例[年齢中央値69.8歳、前立腺特異抗原(PSA)中央値8.0ng/mL、全米総合がんネットワークリスク分類(NCCN)の低リスク8.4%、中リスク91.6%]を対象に、体幹部定位放射線治療(SBRT、36.25Gyを1-2週間で5分割)の効果を第III相無作為化比較試験で検討(PACE-B試験)。主要評価項目は生化学的または臨床的失敗なしとし、対照の放射線治療(78Gyを7.5週間で39分割、または62Gyを4週間で20分割)に対する非劣性の限界値はハザード比1.45とした。 intention-to-treat解析の結果、追跡期間中央値74.0カ月での主要評価項目の5年発生率はSBRT群95.8%(95%CI 93.3-97.4)、対照群94.6%(同91.9-96.4)で、SBRTの非劣性が示された(生化学的または臨床的失敗の未調整ハザード比0.73、90%CI 0.48-1.12、非劣性のP=0.004)。晩期の米国腫瘍放射線治療グループ(RTOG)グレード2以上の毒性の5年累積発生率は泌尿生殖器毒性でSBRT群26.9%(95...
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