高血圧にカテーテル腎除神経術で安全に血圧低下

高血圧に対するカテーテルを用いた腎除神経術（RDN）の有効性および安全性を系統的レビューとペアワイズランダム効果メタ解析で検討。MEDLINE、コクランライブラリーから抽出した無作為化偽処置対照試験10件（患者計2478例）を解析対象とした。 その結果、偽処置群よりもRDN群の方が24時間自由行動下の収縮期血圧（SBP）は4.4mmHg（95％CI 2.7-6.1、P＜0.00001）、診察室でのSBPは6.6mmHg（同3.6-9.7、P＜0.0001）低かった。拡張期血圧（DBP）は－2.6mmHg（同－3.6-－1.5、P＜0.00001）、－3.5mmHg（同－5.4-－1.6、P＝0.0003）だった。降圧薬併用の試験と非併用の試験で24時間SBPおよび診察室SBPの低下度に差は見られなかった（相互作用のP＝0.62、0.73）。血管合併症（オッズ比1.69、95％CI 0.57-5.0、P＝0.34）、腎動脈狭窄（同1.50、0.06-36.97、P＝0.80）、高血圧クリーゼ（同0.65、0.30-1.38、P＝0.26）、全死亡（同1.76、0.34-9.20、P＝0....