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母体コロナ感染でも出生時に神経発達異常は認めず

2024年11月19日  専門誌ピックアップ

妊娠中に母親が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患し子宮内曝露した小児(月齢12、18、24カ月児)の神経発達スコア異常を、前向きコホート研究データを用いて検討した。参加者は全米50州とプエルトリコからで、妊娠10週以前の成人妊婦2003例(18歳以上、平均年齢33.3歳、大学学位取得者87.4%)を登録し、オンライン調査への記入を完了した。 出生児の神経発達転帰が得られたのは、12カ月齢1757例、18カ月齢1522例、24カ月齢1523例だった。曝露児と非曝露児のスクリーニング異常の発生率は、12カ月時点では曝露児64例(32.3%)vs. 非曝露児458例(29.4%)、18カ月時点では同36例(22.4%)vs. 279例(20.5%)、24カ月時点では同29例(19.2%)vs. 230例(16.8%)だった。補正後モデルでは12カ月齢(補正リスク比1.07、95%CI 0.85-1.34)、18カ月齢(同1.15、0.84-1.57)、24カ月齢(同1.01、0.69-1.48)のいずれにも異常リスクに差は認められなかった。感染時期、発熱の有無、ブレイクスルー...