再発性多発性硬化症、evobrutinib対teriflunomide
再発性多発性硬化症の患者を対象に、ブルトン型チロシンキナーゼ阻害薬evobrutinibの安全性と有効性を実薬対照としてteriflunomideを用いた第III相無作為化二重盲検試験2件で検討(evolutionRMS1およびevolutionRMS2試験)。156週までの年間再発率を各試験の主要評価項目とし、2290例(evolutionRMS1の1124例とevolutionRMS2の1166例)を主解析の対象とした。 その結果、年間再発率は、evolutionRMS1試験ではevobrutinib群0.15(95%CI 0.12-0.18)、teriflunomide群0.14(同0.11-0.18)で(調整後率比1.02、同0.75-1.39、P=0.55)、evolutionRMS2試験ではそれぞれ0.11(同0.09-0.13)、0.11(同0.09-0.13)だった(調整後率比1.00、同 0.74-1.35、P=0.51)。治療中に発現した有害事象(TEAE)の統合発生率は治療群間でほぼ同じだった(evobrutinib群85.6% vs. teriflunomide...
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