多発性骨髄腫の移植後D-R維持療法でMRD陰性化率改善
多発性骨髄腫の新規診断患者200例を対象に、移植後の維持療法としてのダラツムマブ+レナリドミド(D-R)と標準治療のレナリドミド(R)単独を第III相試験で比較(AURIGA試験)。無作為化によりD-R群に99例、R群に101例を割り付けた。 その結果、主要評価項目に規定した維持療法開始から12カ月後までの微小残存病変(MRD)陰性化(閾値10-5)率は、D-R群の方がR群よりも有意に高かった(50.5% vs. 18.8%、オッズ比4.51、95%CI 2.37-8.57、P<0.0001)。MRD陰性化(閾値10-6)率もD-R群の方が高かった(23.2% vs. 5.0%、同5.97、2.15-16.58、P=0.0002)。中央値32.3カ月の追跡で、D-R群はR群に比べて、全体的なMRD陰性化(閾値10-5)率(60.6% vs. 27.7%、同4.12、2.26-7.52、P<0.0001)および完全奏効以上の達成率(75.8% vs. 61.4%、同2.00、1.08-3.69、P=0.0255)が高かった。無増悪生存期間(PFS)はD-R群の方がR群よりも良好で(ハザー...
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