化膿性汗腺炎の遺伝リスク高いとCAD/糖尿病発症リスク高い

欧州系の英国バイオバンク参加者39万1481例（年齢中央値58歳、女性53％）を対象に、化膿性汗腺炎（HS）と心代謝疾患の遺伝的相関をコホート研究で検討した。 その結果、HSの遺伝子変異は冠動脈疾患（CAD）、糖尿病、高比重リポタンパクコレステロール、トリグリセライド、C反応性タンパクの血漿値と関連する変異と有意な相関を示した。低リスク群との比較で、HSの多遺伝子リスクスコア（PRS）高値群（75パーセンタイル以上）のオッズ比はCAD 1.09（95％CI 1.06-1.12、P＜0.001）、糖尿病1.13（1.10-1.17、P＜0.001）だった。HSのPRSは58の血漿タンパク質の発現変化と有意に関連し、このプロテオームプロファイルとPRSを統合した機械学習モデルのCADおよび糖尿病の予測能は、性別、年齢、BMIに基づく参考モデルよりも高かった。...