青年期のアトピーにウパダシチニブで長期有効性が持続
中等症ないし重症アトピー性皮膚炎(AD)青年期患者542例(12-17歳、女性52.4%)を対象に、76週間のウパダシチニブの有効性および有害事象を第III相二重盲検無作為化プラセボ対照試験3件で検討(Measure Up 1、Measure Up 2、AD Up試験)。有効性の主要評価項目は、湿疹面積・重症度指数スコアの75%以上の改善(EASI-75)達成、アトピー性皮膚炎の検証された医師による全般的評価尺度(vIGA-AD)スコア0/1達成かつ2グレード以上の改善、最悪のかゆみ数値評価スケール(WP-NRS)4点以上の改善の複合とした。 その結果、Measure Up 1、Measure Up 2、AD Up試験で76週時点のEASI-75達成率は、ウパダシチニブ15mg群がそれぞれ89.1%、84.4%、87.8%、30mg群がそれぞれ96.1%、93.6%、82.7%で、ウパダシチニブによる76週にわたるEASI-75達成率の維持または改善が示された。vIGA-ADスコア0/1の達成率、WP-NRS 4点以上の改善率も同様だった。有害事象プロファイルは全試験で既知のものと一致...
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