小児の網膜芽細胞腫発症率を推定、欧州
2024年11月18日
JAMA Ophthalmology
欧州31カ国の81のがんレジストリに登録された0-14歳の網膜芽細胞腫(RB)小児患者3262例(平均年齢1.27歳、男児52%)を対象に、RBの発症率および生存率、2次原発がん発生率をコホート研究で推定。傾向解析(2000-13年)では3098例を対象とした。 その結果、欧州での0-14歳児100万例当たりのRB発症率は4.0(95%CI 3.9-4.1)と推定され、国によりばらつきが見られた。RB発症率に時間トレンドは認められなかった。5年生存率は97.8%(同95.5-98.9)と推定され、エストニアおよびブルガリアでは80%未満と低かったのに対し、100%の国もあった。最長追跡期間14年で2次悪性新生物が25件記録され、標準化発生率比(SIR)は8.2、平均発症年齢は1.3-8.9歳で発症部位はさまざまだった。血液がん(SIR5)および骨軟部肉腫(同29)のリスクが高かった。...
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