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GLP-1受容体作動薬で上部消化管内視鏡検査の中止率上昇

2024年11月17日  British Medical Journal

2型糖尿病患者(18歳以上)を対象に、GLP-1受容体作動薬の使用が上部消化管内視鏡検査に及ぼす影響についてコホート研究で検討。内視鏡検査前30日以内に、GLP-1受容体作動薬(2万4817例、平均年齢59.9歳、女性63.6%)またはSGLT-2阻害薬(1万8537例、平均年齢59.8歳、女性63.7%)を使用した患者を組み入れ、比較した。主要評価項目は検査日または翌日の肺への誤嚥とし、副次評価項目は内視鏡検査の中止とした。 その結果、GLP-1受容体作動薬群では、SGLT-2阻害薬群に比べて肺への誤嚥リスクの上昇と関連は認められなかった(重み付け後の1000人当たりのリスク4.15 vs. 4.26、統合リスク比0.98、95%CI 0.73-1.31)。一方、内視鏡検査中止リスクの上昇とは関連が認められた(9.79 vs. 4.91、同1.99、1.56-2.53)。...