脳静脈血栓症後の遅発性てんかん発症リスクを予測するスコア
2024年11月15日
JAMA Neurology
画像検査で脳静脈血栓症(CVT)が確認された患者を対象に、その後のてんかん発症リスクを予測するスコア(DIAS3スコア)の開発と検証を観察コホート研究で実施。DIAS3スコアは、急性期に容易に収集できる臨床評価項目6項目[半側減圧開頭術、受診時の脳内出血、年齢、急性期の発作(てんかん重積状態を除く)、急性期のてんかん重積状態、受診時の硬膜下血腫]で構成される。評価項目は最初の遅発性発作までの期間(CVT診断後7日以上経過してからの発症と定義)とした。 導出コホートに組み入れた1128例(年齢中央値41歳、女性71%)中128例(11%)が中央値で12カ月の追跡期間中にCVT後てんかんを発症した。DIAS3スコアで、個々の患者のてんかんの1年リスクは7-68%、3年リスクは10-83%と予測された。検証により、導出コホート[1年および3年:C統計量0.74(95%CI 0.70-0.79)]と2つの独立した検証コホート[ACTION-CVT 1年:同0.76(0.67-0.84)、ACTION-CVT 3年:同0.77(0.66-0.84)、Israel CVT study 1年:同0....
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