胆嚢がん(GBC)の環境的危険因子について分野全体の系統的レビューおよびメタ解析で検討。環境的因子について検討した長期的な無作為化および非無作為化試験215件を組み入れた。7項目(生活習慣、生殖、代謝、食事、感染、薬物療法などの介入、汚染物質および職業性曝露)についてメタ解析を実施した。 その結果、BMI(5単位増加ごとの相対リスク1.27、95%CI 1.21-1.33)、ヒップ周囲径(5cm増加ごとの相対リスク1.16、同1.11-1.22)、胆管感染(相対リスク31.7、同24.8-40.6)、多産(相対リスク1.48、同1.30-1.68)、肥満(相対リスク1.70、同1.44-2.01)、過体重(相対リスク1.28、同1.14-1.43)、ウエスト周囲径(5cm増加ごとの相対リスク1.14、同1.10-1.18)、ウエスト-身長比(0.1増加ごとの相対リスク1.49、同1.36-1.64)とGBCのリスク上昇に強い関連が認められた。一方、高学歴(相対リスク0.63、同0.49-0.82)はリスク低下と関連が認められた(信頼性:中ないし高)。...
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