進行期ホジキンリンパ腫にニボルマブ+AVDが有効
2024年11月13日
New England Journal of Medicine
III期またはIV期の古典的ホジキンリンパ腫と新たに診断された12歳以上の患者を対象に、2種類のレジメンの有効性と安全性を第III相多施設共同非盲検無作為化試験で検討(S1826試験)。ドキソルビシン、ビンブラスチン、ダカルバジンにブレンツキシマブベドチンを併用するグループ(BV+AVD群)と、ニボルマブを併用するグループ(N+AVD群)に患者を割り付けた。主要評価項目は無増悪生存とした。 970例を有効性解析のintention-to-treat集団に組み入れた。2回目の中間解析の時点(追跡期間中央値12.1カ月)で、N+AVDがBV+AVDよりも無増悪生存期間を有意に改善することが示された(病勢進行または死亡のハザード比0.48、99%CI 0.27-0.87、両側P=0.001)。追跡期間中央値2.1年での2年無増悪生存率は、N+AVD群が92%(95%CI 89-94)、BV+AVD群が83%(同79-86)だった(病勢進行または死亡のハザード比0.45、95%CI 0.30-0.65)。N+AVD群の免疫関連有害事象の頻度は低かった。BV+AVD群では投与中止がより多く見られ...
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