HIV感染者の糖尿病予防にピタバスタチンは有効か
2024年11月9日
Annals of Internal Medicine
アテローム動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)リスクが低度から中等度のHIV感染者を対象に、ピタバスタチンの使用によって糖尿病(DM)の新規発症リスクが低下するかどうかを国際多施設共同、第III相ASCVD 1次予防、無作為化比較試験で検討(REPRIEVE試験)。ピタバスタチン4mg/日投与群またはプラセボ群に1対1の比率で割り付けた。来院時ごとにDMの新規発症を判定した。 その結果、糖尿病前症や肥満などのDM危険因子を3つ以上有する参加者は、危険因子のない参加者と比較して、各投与群ともDMリスクが高かった(100人年当たりの発生率:ピタバスタチン群3.24 vs. 0.34、プラセボ群2.66 vs. 0.27)。南アジアでのDMの発生率が最も高かった。調整後の解析で、高いBMI、糖尿病前症、メタボリックシンドロームの要素は、DMの新規発症に強く関連していた(全てP<0.005)。...
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