不眠症治療薬の休薬に有効な介入法とは
2024年11月9日
JAMA Internal Medicine
不眠症の治療歴のある55歳以上の188例(平均69.8歳、男性65.4%)を対象に、プラセボ効果のメカニズムを標的として、ベンゾジアゼピン(BZD)受容体作動薬の1日投与量をマスキングする漸減法と不眠症に対する認知行動療法(CBTI)を併用する療法によって、BZD受容体作動薬の休薬率が改善するかどうかを無作為化比較試験で検討(SWITCH試験)。マスキング漸減法+強化CBTIの併用(MTcap群、92例)と、非マスキング漸減法+標準CBTIの併用(SGT群、96例)を比較した。主要有効性評価項目は、治療終了後6カ月間のBZD受容体作動薬の休薬率とした。 その結果、MTcap群の方がSGT群と比較して、治療後6カ月時点(MTcap群73.4%、SGT群58.6%、オッズ比1.95、95%CI 1.03-3.70、P=0.04)および1週間時点(同88.4%、67.4%、3.68、1.67-8.12、P=0.001)のBZD受容体作動薬の休薬率が高く、治療後1週間時点のBZD受容体作動薬の使用頻度(日/週)が低かった(オッズ比-1.31、95%CI -2.05--0.57、P<0.001)...
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